英国が洋上風力発電に13兆円投資というニュースがありました。
こういうのを政治主導でできるのはすごいなーと思いました。
日本は2020年までに温室効果ガスを25%減にしないといけないのは前回書きましたが、これを実行できなかった場合、他国から排出枠を購入しないといけなくなります。現状のままだと約8兆円のお支払いです。
ちなみに、2012年までに6%削減の目標があり、これの排出枠購入には1兆円かかるそうです。
ここで9兆円も払うくらいなら、そのお金を英国のようにどんどん新エネルギー分野に投資してほしい。
せめて2012年のお支払いのときに、国民が損だと気づいて投資しようという流れになればいいのですが。適当に言い訳をつけて支払い拒否とかにならないか心配です。
私が大学生のころからの夢は 地球環境のためになる仕事をする でした。
地球環境って言っても北極の白熊や絶滅危惧種のクジラとかはあまりどうでもいいです。生物多様性は保たれたほうがいい程度には考えていますけど。
むしろ人間本位で、人類が今後数千年は繁栄したまま生活していけるように、江戸時代のような生活に戻らずにすむようにテクノロジーの力で何とかしよう、それの発展に尽力したい、という夢です。
ところが今の仕事はIT業界になんか行ってしまったものですから、ここでの方法を模索する日々です。日々の仕事に追われ、最近までこの夢は忘れていたのですが、最近のエコマイブームで思い出してしまいました。
ところでうちの会社がつぶれそうなので、もしつぶれたら今度こそはそういう方面に就職しようかと思います。もちろん最後まで見捨てずに付いていくけど。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は本ではなくて論文です。
タイトル:(日本のエネルギー自給、CO2 排出ゼロの可能性を有する)深海洋上風力発電を利用するメタノール製造に関する提案
著者:文部科学省 科学技術政策研究所
場所:http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/dis020j/pdf/dp20j.pdf
日本の200海里内の広大な海に洋上風力発電を多数建設して、エネルギー問題や雇用問題を一挙に解決してみましょうという提案です。この提案では建造費用まで試算されていて、少々の問題点に目をつむってはいますが、筋は通っています。国の研究機関が書いたんですから当たり前ですね。
この提案は2002年にされています。それから8年間、具体化するための研究開発費なんかすずめの涙程度にしかついてなさそうに思えて、国はまったくのやる気ゼロ。そしてふと気づけば外国がやろうとしだしているのですから、がっかりです。真っ先にやり始めてそのノウハウを蓄積して外国に売りに行くくらいをしてほしかった。
今回の英国のは北海沿岸の遠浅に8000基程度のタービンを設置する計画のようです。この論文のように一度エタノールに変換してタンカーで運ぶ手間がなく、直接ケーブルで電気を運べるので収益性や設置方法は日本のより段違いに有利でしょう。日本には遠浅で風が強い場所は北海道の一部くらい。一応そこでは実証実験はスタートしているようですけど、まだ始まったばかり。
日本が地理的に不利なのはわかりますが、それでも実現に向けての基礎研究くらいはしてほしいなーと思ったのです。
私は畑違いだから、実現不可能なための問題点に気づかないのかもしれないけれど、無責任な声援は送りたい。
ところで鳩山さん、5/8に「海洋再生可能エネルギー戦略」なるものを発表しています。あまりニュースにはなってないのが残念。日本近海に原子力発電所10基分に相当する洋上風力発電を導入する計画ですが、鳩山さんの退陣と一緒にしぼんでしまわないことを祈ります。
最近、沖ノ鳥島保全法が可決されたのも、これを見込んでのことだとしたら、かなり評価してあげれるのですが。
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