著者:リチャード・P・ファインマン
これは名著です。さらっと読んだけど、もう1度ゆっくり読み直さなくては。
ファインマンはノーベル物理学賞を受賞した科学者です。量子力学の発展やクオークの発見に寄与しました。
このタイトルは科学が不確かだって言いたいわけではありません。確かな状態から始まって、それを解明していくことが科学なんだよって言いたいのです。
統計学を社会が誤用していることに対するファインマンの怒りはもっともです。私もだまされない自信がないです。統計は一度きちんとお勉強したいと思いました。
一番印象に残ったのは科学と宗教との関係についてです。ファインマンは今まで私が感じていたモヤモヤとしたことを、的確に言い表してくれました。
とその前に、ここに書いていることは、宗教と科学の対立について理性的見地から考察したことで、私自身の宗教観とは無関係であることを名言しておきますの。
・神は宇宙という規模にくらべて小さすぎること
宇宙には最低でも数千億個の銀河が存在していて、その銀河一つ一つにさらに数千億個の恒星があること。こんな規模を地球の歴史の中で生まれた神が支えきるのは難しそうに思えます。
もし唯一神を信じるとすれば、この宇宙には人間しか存在しないことも信じることになる。その説明として人間原理を持ち出すのは有りだけど、それはそれで悲しいのです。
でもこれは些細なことなのです。次のことが重要です。
宗教には大分すると3つの面がある。
1.宗教は物質とは何か。我々はどこから来たかについて答える
2.宗教は人間がどうあるべきかを教える。道徳的なこと。
3.宗教は正しい行い(前項の道徳的なこと)を励ます霊感の源である
つまり
1.神=宇宙なんだよ
2.その神が言うことは道徳的にいいことだよー
3.だから自信をもってそれを遂行しなさい。それは宇宙の意思だ。
ってなるわけですの。
でも科学は1.と2.を今まで否定しまくってきたのです。
だから科学者は3.の境地に達することができないって言うのです。
1.の具体例としては、
ホーキンスが発表した時空の始まりは丸かった理論(特異点は存在しない!)が教会から嫌われた件とか。
2.の具体例では
ファインマンは無神論者だけど道徳的に劣っているわけではない点とか。
この説明、メヌ的にはとっても納得できたのです。
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