著者:うえお久光
2週間くらい前に、この人の本で「紫色のクオリア」を読みました。これにとっても感動して、この人がどういう過程を得て、この本を書けるようになったのか、知りたくなり、デビュー作を購入してみました。
「悪魔のミカタ 魔法カメラ」がデビュー作です。
この2冊はストーリー展開が似ている気がしました。でも「紫色のクオリア」のほうが伝えたい事が明確になってます。悪魔のミカタとクオリアの間には8年間あります。この間に著者はいろいろな本を書いてみて、修行した結果、同じテーマで再チャレンジしてみたのかな。順番に全部読んでいってみようかと思います。
とりあえず、批判。
文章が読みにくい。
特に主人公の口調が他のキャラとかぶることがあるので、台詞だけがずらずらと並んでいる場所ではどっちがどっちの台詞なのかぱっと見てわからないのです。ライトノベルのいいところは速読できることでしょう。それをいちいちこれは誰の台詞?って考えていたらテンポが狂うのです。処女作だから大目に見るとしても、編集さんもうちょっとしっかりしてよといいたい。
主人公の口調は他人の口調と同じではいけない。というか口調に統一感がない。
小説はドラマと違って声がないんだから、書き方で区別してくれなくては困ります。
この人の座右の銘は「天上に輝く星と我が心の内なる道徳律」だそうな。カント哲学ですね。
自由意志という単語が本文中に何度かでてきます。カントは道徳こそが自由意志であるという思いを持っていました。悪魔のミカタでも神と悪魔と人間の自由意志というキーワードが出てきます。主人公が自由意志をもって悪魔に対向するときも、他人を助けたいから つまり道徳が基準になっているように思えました。
うえお久光はカント時代から始まったのか。
ただ本人は自己紹介の欄で「天上に輝く星と~」の出典を覚えていないとか言ってますが、きっと恥ずかしいからホラ吹いているのです。
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