著者:京極一樹
アイアンマン2で、トニーがヴィヴラニウムという新しい元素を作っているシーンがありました。そんなの物理学的にありえないでしょ~って思っていたのですが、この本を読んでありえることを知りました。
114番目と126番目の元素は半減期が数万年にも及ぶ可能性があるですって。
それでもせいぜい数万年。太陽系誕生時の超新星爆発で生まれたかもしれないけど、すでに数十億年経過してしまっているので、地球上で天然物を見つけるのは不可能そうですね。宇宙から降ってくることも期待できない。(降ってこれる程度の距離で超新星爆発が起きたりしたらガンマ線放射で生物は死滅しそう)
ということで人工的に作るしかないのです。
人工的に作るしかない元素。これだけでなんだかワクワクします。
これをきっかけにwikiで未発見元素の一覧を調べてみたら、もっと面白いのが載ってるじゃありませんか。
138番目以上の元素は電子のスピードが光速を超えちゃうとか。それって存在できたら質量無限大の元素?
存在できる最大の元素がありえる場所としたら、白色矮星の中なのかな。
ぐぐっと飛んで、174番目以降は重力崩壊したブラックホールの内側あたりなら存在できたりしそう。
というかここまで来ると、原子の定義が分からなくなってくるのね。ただの陽子の塊は原子ではないか。
うーん、もっと色々知りたい!
物質としての性質をもてるような個数の超重元素の塊を、スパコンでシュレディンガー方程式からシミュレートして、その性質を割り出したりできないのかな。
疑問は尽きないのです。分かりやすく教えてほしい。
この本では他にもいろいろと学べました。
ランタノイドやアクチノイドがどうしてあそこにあるのか。拡張周期表。
各元素ごとの埋蔵量や生産量について。
そういえばチリの鉱山で人が生き埋めになっているけど、あれって先進国にも責任はあると思う。
チリは世界最大の銅の産出国で、日本などが購入している。あの鉱山は従業員の安全に回るお金がないことが事故の原因ぽく見えていたので、中国あたりが購入者なのかも。
だとしても、made in chinaのコンピュータ基盤を使っている私たちにも責任があることになる。
(銅は電線としての使われ方がナンバーワン)
果たしてテクノロジーは地球を救えるだろうか。
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